COTOHA Translatorは現代経済において最も注目すべきA.I技術かもしれない。

ごきげんよう
世界経済のボーダーレス化が進行しているようだ。今やブロガーたちはノマドという言葉通り遊牧民のように国境にとらわれずに活動し始めている。私もそうなりたいものだが色々制約も多い。
ビジネスにおいてはいかにボーダーレス化が進行したといっても言語によって他国に人間にアピールできなければそれは存在しないも同然だ。
よって、ボーダーレス経済の波に乗っかるためには「翻訳」が必須だと思う。
今日はそんなこれからの経済の潮流のカギを握るボーダーレス化、にマッチしたAI翻訳サービス「COTOHA Translator」 について紹介したいと思う。
COTOHA Translatorとは
COTOHA TranslatorはAIを利用した翻訳プラットフォームだ。公式サイトによるとこのようになる。
深層学習応用による次世代技術「ニューラル機械翻訳(NMT)技術」を活用したエンジン「COTOHA® Translator」を核とする高精度・高セキュリティAI翻訳サービス

私にもさっぱりだ笑
しかしエキサイト翻訳とGoogle翻訳を比べてみると明らかにGoogle翻訳のほうが優れていることがわかる。(エキサイト翻訳、Google翻訳)
翻訳にどのようなエンジンを使っているからで精度はまったく違うと考えていいだろう。
ニューラル機械翻訳(NMT)技術の意味
この言葉の意味ははっきりいって理解不能だ。仕組みも素人が見てもまったくわからないだろう。しかしそれでは説明にならないので参考サイトだけ挙げておく。
NMTは大きく分けて3つのパーツで構成されている。1つ目は入力文を実数値の集合であるベクトル表現に符号化(変換)するエンコーダー(encoder),2つ目は出力するべき単語を決定する際に,符号化された入力文のどこに注目すべきかをコントロールするアテンション機構(attention mechanism),3つ目は符号化された入力文とアテンション情報を基に出力文を復号化(生成)するデコーダー(decoder)である。
正直このサイトを見ても私はまったくわからなかった。翻訳はかなり複雑ない技術なのだと分かるだろう。はっきり言って優秀なサービスを使うほかはないといったところだ。
COTOHA Translatorの特徴
以下公式サイトにそってだが順にみていこう。
- 次世代技術「ニューラル機械翻訳(NMT)」活用のAI翻訳エンジン
- NTTグループの日本語解析技術を活用、単位、年号、人名、日本人独特の表現も流暢に翻訳
- お客さまの専門用語も辞書登録等により対応可能
- 日本語⇔英語、日本語⇔中国語(簡体字)に対応
NTTグループの日本語解析技術
このNTTグループの日本語解析技術だがおそらくgooのことではないかと思う。gooはかなり古くからある検索エンジンであり、最近たまたまgoogle以外の検索エンジンについて調べていたのだがgooはgoogleの検索エンジンを採用したのだが、それをそのまま使うのではなく、独自の日本語解析を適用させた結果を検索に表示しているらしい。gooの検索技術は数少ない日本オリジナルの技術であり日本語解析としては信頼性が高いといえるだろう。(gooかははっきりと書かれてはいないが)
専門用語も辞書登録等により対応可能
これにより企業が採用すれば辞書登録によって独自性や優位性を出すことも可能になり早期に取り入れて成長させて自社の強みとしていくことも可能であり、ライバルを突き放すことも可能だろう。
日本語⇔英語、日本語⇔中国語(簡体字)に対応
もはや中国は有望な市場とはいえない気もするが依然として使用人口の多い言語であり翻訳が出来ればビジネスチャンスもも広がるだろう。

このようにCOTOHA Translatorは企業の武器としてかなりの強みをもったツールである
ファイルをまるごと翻訳
OfficeやPDFなどもドラッグアンドドロップで翻訳できるため、例えば日本法人と海外法人のやりとりをシームレス化、スムーズにすることにも役立つだろう。また図表やグラフ内のテキストも翻訳可能ということだ。
翻訳スピードが優秀
機械なので当然だが翻訳スピードが人間の数十分の1から数百分の1だそうだ。これはgoogle翻訳をしてみてもわかる。かなり精度の高い英文(長文)が30秒から1分程度で帰ってきたりするから驚きだ。翻訳の制度が飛躍的に上がっているのがわかるし、COTOHA TranslatorもTOEIC960点『超』レベルとのことなのでかなり期待できると思う。
さらにリバース翻訳という機能で原文から訳文にし、さらにそれを翻訳することで翻訳精度を確認することも可能だ。

このようなツールが出てきたことで翻訳者の仕事が奪われるのは確実だ。いよいよもってAIの時代だと言わざるを得ない。AIによる業務の効率化やコスト削減は待ったなしだ。このツールを使って競争上優位に立てる法人は今すぐ導入すべきだろう。
セキュリティ機能
こちらに関しては公式サイトを引用しておこう。
・翻訳結果ファイルやお客さま登録辞書など、すべて暗号化 ・お申し込み時にご指定いただくグローバルIPアドレスの接続端末からのみ利用可能 ・IPS/IDS、ウイルスチェックシステム導入済み ・情報セキュリティの観点から、翻訳処理で抽出したテキストログはサーバーに保存せず、翻訳結果ファイルも一定期間後に自動削除 ・インターネットを経由しないVPN接続にも対応(オプション)
企業の競争にかかわることなので辞書などの暗号化はツールとして優位性をもたらすのに重要だ。さらに一度導入すれば基幹システムに近い重要性(枢要性)を持つためウィルス対策なども重要とな笑るはずだ。これらの機能を備えていることもツールとして大切なことだと思う。さらにインターネットを経由しない(?)VPN接続にも対応しているとのことだがVPNは通常別サーバーを介する接続方法なのでインターネットを経由しないという意味は不明だ。オプションなので利用価値があると思えば使えばいいだろう。
COTOHA Translator導入企業の口コミから評判や評価を分析
新しいサービスだがすでに導入事例があげられている。フィデリティ投信と神戸製鋼所だ。実は私は金融商品に一時期かかわったことがあるのでよく知っている名前だ。
わかりやすく言えば「日本高配当株オープン」みたいなファンドを組成する会社である。こういった会社ならレポートなどでCOTOHA Translatorを有効活用できそうなのがすぐにわかる。口コミをまとめて評判や評価として分析してみよう。
世界中の拠点網を駆使した運用・調査体制です。同社には日々、運用に関する膨大な量のレポートが世界中から届けられており、そのレポート内容は翻訳作業を経て、同社の日本の顧客に提供
毎日のように翻訳作業が発生しています。そのため、外部委託の場合、1,000文字程度の原稿で、翻訳が完了するまで2日、3日はかかります。
外部委託では間に合わないレポートの翻訳は、複数の社員で作業を分担し、ときには深夜まで残業することもありました。
しかし問題はセキュリティにあったようだ。同社のセキュリティ担当である。情報システム部が懸念したらしい。
翻訳内容に機密情報が含まれるのであれば、社内規定により、外部セキュリティレビューによる査定、検査を行う必要があります。
サービスを提供するNTT Comに対して、データの暗号化や不正アクセス対策、DR/BCP対策などが十分であるかどうか、将来的に全社展開や機密情報の翻訳利用が可能かどうか、といった確認も事前に行った
このような精査を経て導入した結果が以下となる。
AI翻訳プラットフォームサービスの導入により、従来と比べて最も改善された点について、翻訳の「スピード」と「クオリティ」の2つ
ファイルをドラッグ&ドロップすれば、フォーマットを維持したまま翻訳ができます。レポート本文のみならず、図表の凡例なども翻訳してくれます。これまでのようにファイルからテキストをコピー&ペーストで抜き取って翻訳し、結果をもとのファイルに張り付ける手間を考えたら、作業効率が大幅に改善されています
AIを早期に導入すれば大幅なコストカットと時間の節約が可能だ。今のうちの導入してライバル企業との差をつけておくことが肝要だろう。いずれAIの導入は待ったなしだ。
COTOHA Translatorは早い段階で現れたわかりやすいAIによる企業の効率化ツールだと言えよう。翻訳がビジネスの助けとなる企業担当者の方は1か月無料トライアルも可能なのでぜひ試してみてほしい。