こんにちは。
PCお助けマンことJUZO(じゅうぞう)です。
ネタでPCお助けマンとか書いたらブログランキングかなんかで勝手にタグにされてしまい、なんだか本当にPCお助けマンなんじゃないかという気がしてきました。
ところでこのブログ、見てのとおり2017年現在(年末)ドン・キホーテのMUGAストイックPCのアクセスが多いです。32bit化する記事もアクセスが多いですね。しかしつくづく思うのはどんだけ激安PCに関心があるのかということです。
あんなのパソコンちょっと詳しい人間は一顧だにしないクソスペックでしかありませんよ。絶対に使えないとわかってるから詳しい人間はまず買いません。
絶対に使えないはずなんですけど売れているしこういうのに限ってレビューや評価も高いんですよね。なんででしょうか。
関連記事なんでパソコンを自作すべきなのか(自作すべき理由とは)-PC自作のススメ
「激安ノートパソコン」ギリギリ手を出していい最低(限界)スペックとは
[Windows10]メモリ2GBの激安ノートパソコンを32bit化してちょっと快適にする
ドン・キホーテの激安19800円ノートパソコン「MUGAストイックPC」は買いなのか
激安PCの評価
一体なんでここまで激安PCにこだわるのだろうか。
MUGAストイックPCの記事を読んだ人は激安PCを買いたい人たちなのだろうか。実は私のブログでMUGAの記事を読んでいる人たちはその検索ワードから察するにそれほどPC音痴とは思えないのである。
というわけで、私のブログの読者さんにはこの記事は不要かもしれない。ただ、性懲りもなく激安PCばかり買い続けて撃沈している人もいることを考えるとPCお助けマンたる私は我慢がならないのだ。(やっぱりPCお助けマンになってきている。)価格コムで例を見てみよう。
いきなり6位に登場である。これもMUGAストイックPCと同様メモリ2GBでストレージ32GBである。12月に入ってからの価格下落なのでおそらくドン・キホーテのパソコンを受けてのものなのだろう。恐ろしいのはこの価格で利益が出るということだ。
この類のパソコンは大体いつ見ても1つくらいは売れ筋に入っているようだ。MUGAストイックPCもそこそこ売れたのではないだろうか。
このレビューを見てみると次のように書いてある。
VivoBook3台目の購入です
簡単な自動運転プログラムを走らせています。
1年使えればいいかと割り切っています。
このレビューを書いた人は明らかにシングルタスクで放置しておく専用のPCが欲しいという理由があるのだ。だから安いPCでいいのだろう。ただ・・・それでも3台は買い替えすぎだろう。
だぶん私がこういったシングルタスクでOKな低スペックPCを組んだら5000円から10,000円くらいで作れると思う。何故ならガラクタから組めるからだ。3台も買い替えたら6万は使っているということだろう。6万円くらいするPCを買えばよほど運が悪くない限りそう何度も買い換える羽目にはならないはずだ。
激安PCを作るメーカーの狙い
なんでこうも安いPCが売れるのだろうか。いやそれ以上にこの価格で儲かるのだろうか。おそらく儲かるのではないだろうか。
メーカーにしてみれば激安のパソコンを利益無しで売って上位機種を買ってもらおうという戦略と見れなくもない。しかしドン・キホーテはPCを売る店でもないのでMUGAストイックPCは単品で十分利益が出る商品なのだとわかる。
ということはドン・キホーテのようにOEMでないASUSなどのパソコンはそれ以上に利益が出ているはずだ。
もと小売業経験者というインサイダーである私の予想ではMUGAストイックPCの粗利率は15%から30%くらいはあるのではないかと思う。
メーカーであるASUSやHPが作ればもっと利益があるだろう。
つまり激安PCは儲かるのである。
しかもこういうPCは買っても使えないのが当たり前なので買った人はしばらくすると調子が悪くなったと思って買い替えてしまう。Windowsというのはインストール直後は割と軽いのでスペック自体が問題だったことに初心者は気が付かないのだ。そうしてまた激安PCを買ってしまう。
したがって通常考えられるPCのサイクルより明らかに短いサイクルでこれらのPCは買い換えられているはずだ。
それこそがメーカーの狙いである。
この時点で納得した人はさっさとヤフオクで売ってしまおう。
激安PCをおすすめしない理由
激安PCをおすすめしない理由は拡張性がないからだ。拡張性というのは何かというとパソコンに部品を追加したり変更したりしてスペックを変更できること(またはその可変性)のことだ。
メモリが足りないパソコンにメモリを追加したらPCはまたしばらく使うことが出来る。
NTTXストアなどで安く売っているので試しに追加してみてもらいたい。例えば8GBを16GBにしたらさらに5年位は快適に使えるのではないかと思う。
このメモリ交換などを激安PCはほとんどの場合することが出来ない。MUGAストイックPCも交換不可能だった。
ノートパソコンでもメモリとHDDくらいは交換出来るものが多いので買う前に「機種名 メモリ交換」などで検索してみて欲しい。増設例がなければスペックで確認できない限り買うのをやめるべきだ。
私のPCは壊れ知らずなのでいまだに壊れた経験がない。といってもPC音痴だったので一番長いものでもまだ10年経っていないのではないかと思う。(その前はどうしていたのだろう。)10年もののPCは使っていないけど6年位使っているPCはある。
今は亡きなきイーマシーンズというメーカーのものである。Acerの子会社だったはずだ。これのCPUとメモリを交換していまだにサブPC(しかもサブ筆頭)として使っているのだ。これも29,800円くらいのものだったと思う。しかし当初のスペックでは貧弱なCPUとメモリ2GBだったのですぐにストレスフルなストイックPCになってしまった。(名詞化するストイックPC)
低スペックならすぐに使えなくなってしまうPCでもメモリ交換さえ出来ればさらに何年も使えることがわかるだろう。
ノートパソコンを買うなら狙いは数年落ちの中古PC
メモリの増設の仕方はググればたくさん出てくるはずなので調べてみて欲しい。メモリスロットにアクセスさえ出来ればファミコンソフトをグサッと挿す要領でやるだけだ。つまり誰にでもできる。
よって激安にスペックの良いPCをゲットするには8GB以上にメモリが増設できるとわかっていてメモリスロットへのアクセス方法も分かっている機種の中古を買うことである。
出来ればメモリ増設出来ると知らずにもう使えないと思って中古で売り飛ばす人(まさにこれを読んでいるあなたかもしれないが)から激安でゲットするのが最も良い。つまりヤフオクが最もよい。Yahoo!プレミアムに登録すれば出品も出来るしポイントが普通より貯まるのでおすすめだ。
PCはちょっと詳しくなると全くわからない人と比べて圧倒的に有利になる。激安で投げ売りされている初心者が出品した中古PCをスペックアップして見よう。運が悪くなければきっと長く使えるはずだ。
中古がどうしても嫌だと言う方は「激安ノートパソコン」ギリギリ手を出していい最低スペックとはという記事を確認して欲しい。どうしても安いものが良いと言う人のために書いた記事だ。
初心者こそデスクトップパソコンを買うべき理由
別に買うのはノートパソコンでなければならないわけではない。デスクトップパソコンでもいいのだ。ノートパソコンとデスクトップパソコンの違いは主にディスプレイがついているかどうかである。(あとは移動したいかどうかだ。)
ディスプレイだって1万か2万で買えるしパソコンが壊れてもディスプレイは使い続けることが出来る。どちらも壊れたことがないのでわからないけど製品寿命は相当長いはずだ。デスクトップパソコンの良いところはここにもある。
モニターは一度買ったら壊れないので追加したくなる度に買っていたら今では5ディスプレイである。5モニターもあるとyoutubeを見ながらあれこれ調べつつFXのチャートを見ながら常時メーラーを起動したままブログを書くことも可能だ。
さらにデスクトップの場合はネジを2つも回せばマザーボードにアクセスできる。この際気をつけることは真冬でも裸になる必要があるということだ(嘘)。
裸になる話は都市伝説だ。しかし静電気に気をつける必要はある。静電気を逃したあとゴム手袋でもはめればまず問題が起きることはない。そうして買ってきたメモリを増設すれば良いのだ。
さらにCPUを交換するのも簡単だ。前にどこかのレビューか口コミでCPUを交換したら針が折れるとか喧嘩を売ってきた人がいたがその人がおっちょこちょいなだけだ。CPU交換で張りが折れることなど注意すればまずない。
CPUとメモリを交換したPCはあたかも新品のようでちょっと感動してしまう。(その感動も薄れてしまうが・・・)
まとめ
激安PCがおすすめできない理由は絶対に長く使えないからである。
・ノートパソコンの場合メモリが増設できると分かっている機種を買うだけでも寿命を数年延長することが出来る
・デスクトップパソコンの場合誰でも簡単にメモリを増設することが出来る
私はCPUは長く使うなら始めから性能が良いものを買ってしまっても良いと考えている。もしいらなくなっても高く売ることが出来るからだ。さらにCPUは値下がりしにくいのでのちのち交換することにしても今買っても同じである場合が多い。
おすすめデスクトップ・ノートパソコンを何点か
2017年年末現在で言えばインテルの第8世代のCPUを積んだものは割高なようだ。インテルのCPUははっきり言って世代が変わったからめちゃくちゃ性能が上がると言うものでもないので第7世代を買ったほうがいい。
まずはフロンティアのデスクトップを紹介しよう。
<基本スペック>
CPU:インテル(R) Core(TM) i7-7700
メモリ:8GB(8GB×1) PC4-19200(DDR4-2400)
HDD/SSD:【SSD】240GB WESTERN DIGITALl製
USB3.0、M.2 Socket、などがついていてさらに最大搭載メモリが64GB (16GB x4)と拡張性が高いこちらのモデル。
私がフロンティアをおすすめするのは明らかに拡張性が高いからだ。拡張性が高いということはマザーボードが上位モデルということである。長く使うならマザーボード自体が良いということも重要だ。値段は89,800 (税抜)から。
<基本スペック>
CPU/GPU:インテル Core i5-7400 NVIDIA GeForce GT 1030
メモリ:8GB DDR4 SDRAM
HDD/SSD:SSD 128 GB+1TB HDD 7200rpm
こちらはDELLのCore i 5モデルだ。DELLは拡張性は低い傾向があるけど最近のDDR4メモリなら2スロットあれば32GB積めるのが普通だ。したがって拡張性は十分だといえるだろう。DDR4になってメモリ1枚あたりの容量が拡大したのが大きい。
DELLのパソコンがおすすめな理由は他にもある。筐体(PCケースのこと)の品質が非常に良いのだ。
私はDELLのPCケースに市販のマザーボードを入れて使っている。(ただし若干難易度が高いけど。)DELLに比べればHPはペコペコだし市販のPCケースも多くは負けてしまうだろう。鋼のボディと言うやつである。
さらにこちらのモデルは始めからSSD+HDDのモデルだ。CPUもCore i5だが通常の利用では十分だろう。値段は89,800円だが2017年ウィンターセールで10%オフになっている。
コスパだけを考えてデスクトップパソコンを買うなら私はDELLを買うと思う。アマゾンのレビューでも不良品だったというものもあるけどDELLはサポートが非常によくすぐに対応してくれるはずだ。私が買った時もサポートギリギリの1年でマウスが壊れたので一応言ってみたらすぐに送ってくれた。その前にも調子が悪くなった際対応してもらったことがある。(機器のせいではなかった。)
Lenovoが結構売れているがsuperfishで調べて欲しい。アンタッチャブルなメーカーだとわかるはずだ。
ノートパソコンではPC工房からiiyamaのメモリ4GB、CPU Celeron N3450、128SSD(M.2)のモデルが出ていたので紹介したい。
<基本スペック>
CPU:Celeron N3450
メモリ:4GB
HDD/SSD:128SSD(M.2)
39,800円でSSDのモデルは殆ど無いのでかなりお得だと思う。メモリはDDR3L-1600 4GB SO-DIMM×1で4GBだけど空きが一枚あるので全部変えれば8GBまでは行けるはずだ。(CPUの制約で16GBは認識しない可能性がある。)
15.6型液晶はノングレア、OSはWindows10 Home 64bitとなっている。
他にも新たにいいものが出ればご紹介させていただきたい。
良いPCライフを(この言葉も死語っぽいが)。かしこ。