なんでトリビューンでは2万円程度の激安ノートパソコンは非推奨としています。その理由はさんざん記事にしてきたのでここでは割愛します。詳しくは記事にて見てほしいのですがわかりやすく要約すると、CPU性能が低すぎる、メモリが足りない、ストレージが小さすぎる、ということがあげられます。
ここに書いてあることは事実ですし、実際この価格帯のノートパソコンを買うと損するのは間違いないです。

間違いなく推奨できるノートパソコンの価格帯は最低6万円以上だと思います。
それではそれ以下の価格帯だとどんなデメリットがあるのか。
6万円未満の激安ノートパソコンのデメリット
私がなぜノートパソコンは6万円以上を推奨するかというと次のような理由になります。
- CPUが非力で動作がもっさりする
- メモリが少なすぎてまともに作業できない
- ストレージが狭小な場合が多い
その6万円以下のノートパソコンで唯一悪くないCPUとしてPentiumを上げているわけです。(MUGAストイックpc2などの激安パソコンを買おうとしているあなた!ちょっとだけ時間を欲しい|超初心者向けおすすめノートパソコン)
そして妥協できる条件として当初のメモリは少なくても増設できればいいなどと説明しています。しかしストレージだけはどうにもならない場合が多く、最終手段としてSDカードのローカルディスク化などを推奨しているわけですね。
そんなわけで当サイトでは激安ノートパソコンを非推奨としつつ実は激安ノートパソコンを限界まで活用する方法に関する記事が結構あります。
そしてこのような知識を持ってもっとも妥協して現状これだろうと思うのが先ほど紹介した記事のPentium搭載のものです。これは4万円台でした。しかしどうしてもそこまでの予算はないという人もいますよね。そういう方がMUGAストイックPC2などを買うのだと思いますがこれらのパソコンは非常にやっかいな問題を抱えてます。それはあまりに小さすぎるストレージです。
激安ノートパソコンのほとんどは32GBとか64GBのeMMCを採用しています。しかし詳しい人がから見れば一種でこんなものは使えるはずがないというレベルなわけです。なぜ不可能だと思うかと言おうとWindows10のディスク容量は通常60GB程度は言ってしまいますし、Windowsアップデート後のOldフォルダのサイズを見ればそれに加えて30GB程度は最低必要なのが分かり切っているからです。
つまり60GB程度のストレージではOSのインストールはできても大型アップデートはできないと予想されるわけです。だから始めめから無理難題を抱えたパソコンを初心者に推奨することはできないと何度も言っているわけですね。
しかし逆に言えば唯一にして最大の決定的な問題はストレージだけということになります。つまりCPUとメモリはパフォーマンスさえ納得できればいいというわけですね。
もっさりしていてもいい。メモリが足りずにマルチタスクはできなくてもいい。メモリ不足で時々落ちてもいい、というならこれらの激安ノートパソコンを選んでもいいでしょう。

本当にたまに負荷の小さい作業しかしないとかでも許容できると思います
しかしどんなに妥協してもストレージの問題だけは解決することはできないと考えてください。SDカードのローカルディスク化とかも大容量のSDカードを買えば費用が掛かりますし、オンラインストレージと合わせてもせいぜい100GB~200GBの増設が限界であり問題を根本から解決するには程遠いでしょう。
しかし私はこの問題を解決する2万円台ノートパソコンを発見しました。
2万円台ならドスパラのモバイルノートパソコンがおすすめ
この価格帯のノートパソコンではすでに言ったとおりCPU性能やメモリ不足は妥協するものとします。具体的にはさっき言った通り、もっさりしたり、メモリ不足で落ちたりするはずです(8GBでも時々お落ちます)。
しかしこれから紹介するドスパラのモバイルノートパソコンは似たような構成なんですが、唯一違うことに増設用のM.2ポートを備えているということです。パソコンに詳しい方ならすでにおわかりのことでしょうが、この1点だけで全くノートパソコンの可能性が変わってくるということですね。

ストレージが小さすぎてどうやってもどうにもならないという状況が、増設すれば明らかに何とかなるという状況に一変します
M.2 SSDを増設できるのでストレージ問題は解決する
eMMCのほかにSSDを増設出来れば500GBのディスク容量を増加させることも可能です。M.2のSSDは最安で240GB5000円くらいで購入できそうです。これなら活用の道はかなり広がりますね。
価格は税抜きで2万円台後半となっているのでMUGAストイックPC2と比べれば1万円高いですがこちらの方が全然ましだということがわかるのではないでしょうか。
ドスパラの14インチモバイルノートパソコンのスペック
スペックはこのようになっています。
OS Windows 10 Home 64ビット CPU インテル Celeron N3350(1.10GHz-2.40GHz/2コア/2スレッド) グラフィック インテル HDグラフィックス500(CPU内蔵) メモリ 4GB LPDDR4 ハードディスク 64GB eMMC 光学ドライブ 光学ドライブ無し マザーボード CPU内蔵マザーボード 保証 持ち込み1年保証
CPUはAtomなどとは違いCeleron N3350となっており、これはタブレット向けではなく一般のノートパソコンのモバイルCPUなのでちょっとはましです。メモリは4GBなので妥協する必要があります。ハードディスクは64GBのeMMCですがM.2 SSDを増設すれば特に問題ないでしょう。
ドスパラの14インチモバイルノートパソコンの口コミ評判と私の考え
コスパ考えるとイイと思います。逆に言うとコレ以下では話にならないと言う事。パソコン初心者さんにはいい入門機ではないでしょうか。
ネット用ならこれで充分。
一部欠品があったのですが、きちんとやり取りをした結果、迅速で気持ちのいい対応をしていただきました。 商品の性能自体は価格相応ではあるものの、1年前では想像もしなかったパフォーマンスで、非常に満足しています。 変態キーボードと、大きすぎるACアダプター、USB Type-Cに未対応といったところが、今後の改善点でしょうか。(公式サイトより)
私の考え
実際このレビューのようにネット用、つまりブラウジング用としてなら使えるレベルだと思います。ブラウジングと言っても、数十ページを同時に開いてあれこれ見るというのは難しいでしょう。数ページ開いて見比べる程度なら可能と思われます。Youtubeの視聴などもマルチタスクで他の作業をしつつでなければ不可能なレベルではないはずです。

メール用、簡単な文書作成用、Youtube閲覧用などシングルタスクでの用途なら使用可能と思われます
限定された用途で満足するならSSDが増設できないモデルよりこちらの方が断然おすすめです。SSDが増設できない2万円のPCを買うより全然いいでしょう。
この記事を読んで2万円台のPCでは厳しそうだなと思った方は次の記事をお勧めします。
MUGAストイックpc2などの激安パソコンを買おうとしているあなた!ちょっとだけ時間を欲しい|超初心者向けおすすめノートパソコン