フロンティアの夏のボーナスセール!
Core™ i7-4790+1TB HDD+240GB SSD+メモリ4GB⇒\77,800(税抜)
4790は僕のメインPCで使用しているCPUです。i7モデルが7万円台は衝撃的!
こんばんは。PCお助けマンことJUZO(じゅうぞう)です。
私は昔営業マンだったことがあるのですがその職場である時後輩に営業を教えることになったのです。ところが彼、何だか貧乏くさい雰囲気を漂わせているのです。これは営業マンとしはあまり良い問長者ありませんね。
面倒だった私は「とにかくコスパがいいって言っておけばいいんだよ」と教えました。実はこれ、あながち間違いではないのです。セールスなんてものは体で覚えるしかなく言葉で教えてもそうそう伝わるものではありません。だからまずは商品の一番オススメできるところを伝えるよう教えるというのは正しいことだと思います。
ところがその後輩に「適当すぎじゃないっすか?」と言われてしまいました。
もっと深く教えて下さいというのです。
熱心だな、私は思いました。しかしだからと言ってすぐに教えすぎるのもよくありません。
何かおごってくれたら教えてやろう、私はふざけていいました。
「ジュースでいいっすか?」
なんだと、こいつジュースですまそうというのか。しかし、彼はお金がなさそうなのです。
気が抜けたコーラのような気分になった私はまあいいよと言いました。
そしたら「先輩コスパ良すぎっすよ」と言われてしまいました。一本取られました。
というわけで今日はコスパに関することです。
初心者にとってPCのコスパとは何か
多くの人はコスパとは単に一番安いもののことだと思っているに違いない。だがそれは思い込みだ。
確かに一番安いものはその時は最もお金を節約できるだろう。しかしコスパというのはかかったコストに見合うパフォーマンスがあるかどうかが大事なのだ。つまりいくら安いものであってもすぐに壊れてしまったらコスパが良いとは言えない。壊れなくてもスペック的に使えなくなるものが早いだけでダメなのだ。
パソコンが使えなくなる状態というのはどういうことかというと、重くてストレスを感じすぎて使いたくないほどになることである。または壊れた時だ。ストレスを感じすぎるようなら壊れてなくても壊れたと同じことだ。
ということはPCにおけるコスパというのは「ストレスなく使えるスペックで長持ちする」ことだと言って間違いない。
ところでパソコンがいつ壊れるかというのは決まっているわけではない。私はパソコンが壊れたことはないので普通は壊れないと思っている。壊れたのはWDのHDDくらいだ。
しかし人によっては2年3年で壊れたということもあるだろう。故障については限りなくランダムに起こるのであってこれは運だけだ。よって考慮しないことにする。
これをまとめると初心者がパソコンを買う時に検討すべきコスパの良いパソコンとは、長く使えるスペックで安いものということになる。
PCのコスパを決めるパーツ
パソコンが長く使えるかを決めるのはその性能を決定づける主要パーツだ。これがスペック的に長くつかえるかどうかが鍵になる。2万円の激安PCを買うのが間違いだと書いた記事の通り、長く使えない激安PCを買うのはコスパの良いことではない。そういったPCに乗っているのは低性能のCPUと少ないメモリだ。ついでにいうと用量の少なすぎるストレージというおまけ付きだ。いいことなど何にもない。
初心者向けコスパの観点からCPUを選ぶ目安
私の使用しているPCの1台がCPU面で使用に厳しくなりつつある。それを基準に考えてみる。まず第一に低価格デスクトップのCPUでおすすめできないものは下記の通り。
・Celeron及びPentiumのJがつくもの
・Atrom
・末尾にTがつくもの
これらは大体私が使っている古いノートと同程度かそれ以下であり、これから使うには物足りない。このクラスのCPUが乗っているものを買ってしまえば早々に後悔することになるだろう。
次に、使えなくはないものの出来ればもう少し上の方がいいCPUを挙げてみよう。
それはCereronのGがつくモデルだ。新品のPCを前提にしてるのでCerelon Gでも十分だという声もあるだろう。私も1台持っているが確かに使えないというレベルではない。しかし長く使えるかという観点から言えばかえってコスパが悪くなるだろう。デスクトップパソコンで今見る限りPentiumが使われているモデルは少ないようなので、結論として推奨はCore i 3以上のモデルとなる。安いモデルではないだろうけどAMDのRyzenのシリーズが乗ったものなら全く問題はない。
ノートパソコンではCore i3より下のモデルは貧弱なCPUのものが多い。しかしCPUをCore i3以上とするとおそらくかなり高くなってしまうだろう。誰しも予算には限界があるのでノートパソコンを買う場合は長く快適には使えないとわかって上で低スペックのCPU付きを買うか。長く使える本来の意味でもコスパを重視して価格は高いものを買うか検討して欲しい。(ただしこの条件だとかなり高くなるはず。)
初心者が使うパソコンのメモリ容量
これに関しては黙って詳しい人間に任せて欲しい。初心者が使えない激安PCを掴んでしまう理由の最大のものが猜疑心だ。つまり、私がこれ以上のメモリが良いといってもどうせ高いものを売りつけようと思っているのだろうと考えてしまう。それで結局も盲目的にメモリ2GBのPCを買ってしまったりするのだ。
しかしこれは明確に間違いである。そもそも低価格PC自体がそのように初心者が詳しい人の意見を無視して突っ走るという前提で作られていると思う。使えないとわかっていて作っているのだ。
初心者がPCのスペックについて人を疑ってしまう理由はおそらく家電量販店にある。適当なことを言われてバカ高いPCを買ってしまった経験があるのだろう。またそういう話も聞く。
しかしメモリ2GBのPCについて説明した記事でも書いた通りメモリ2GBというのは使えるレベルではない。ここは断定的に決めさせてもらおう。
2018年現在メモリの最低ラインは、32bitOSであることが前提で4GB、64bitOSなら8GB以上だ。これを下回ることはあってはならない。絶対ラインである。
もともと32bitのOSというのは4GBまでしか使えない前提で作られているのだ。ということは32bitなら4GBでもそこそこ動く。ただし32bit自体がもうそろそろお役御免になる可能性が高いと思う。
したがって、一般的にはメモリ用量の最低ラインは8GBと言っていい。
しかしこれは最低ラインであって出来れば12GBとか16GBあったほうが望ましい。メルトダウン対策のパッチのせいもあると思うけど8GBのメモリでもタフに使用するとメモリ不足で落ちてしまうほどになってしまった。個人的な意見では8GBだとメインPCだと足りなくなる可能性があると思う。
メモリは後で簡単に追加できるので8GB以上であれば問題ないだろう。
初心者が選ぶPCの最適なストレージ用量
MUGAストイックPCのところで書いたように、小さすぎるストレージ用量にも注意が必要だ。この問題はノートパソコンで出てくる場合が多い。
パソコンを選ぶ時仮にSSD128GBだけのものがあったとしよう。これはシステム(つまりOSやソフトを動かすこと)だけで見れば十分だ。特にデータを入れないなら問題ないだろう。
しかし、バックアップや写真などのデータを考えると128GBでは厳しい。初心者でHDDを追加するのが難しいならSSDだけで128GBというモデルは選ばないようにしよう。それならHDD500GBの方が失敗はないと思う。
写真などのデータが多いなら500GBから1TBくらいのHDDが必要だ。250GB程度だとシステム用に毛が生えた程度でありいずれ足りなくなるのが見えすぎている。
バックアップを考えるなら1TB以上を推奨したい。ノートパソコンなどでそれが難しければ外付けHDDを検討すると良い。
筆者が考える最低メモリ容量の推移予測
私の経験では大体3年でメモリの最低ラインは倍になる。3年前くらいは4GBでギリギリだったのが今は8GBでぎりぎりである。
このように3年ごとにメモリの必要量が倍になるというのが経験則である。
この傾向は加速することはあっても速度が遅くなることはなさそうだ。したがって、今から3年後の2021年には16GBのメモリがある必要があると推測する。つまりメモリの最大搭載量は今買うなら16GBでは少ないということだ。PCは10年でも持つものは持つので10年持った場合16GBでは足りないということである。(最大搭載量は買う時のメモリではないので注意。)
ところでこの経験則、期間が短すぎるため一つ考慮すべきことがある。それは倍々で増えていくのか、4GBずつ足し算で行くのかわからないということだ。しかしそれでも12GBは必要になる。
最近のパソコンはメモリがDDR4という規格になっていて1枚16GBのメモリが主流化すると思われる。そのため2枚で32GB積めるものがほとんどだろう。だから新品で買えば特に問題はない。
注意点としてはCereronのU付きモデルには8GBしか積めないものがあるということだ。これもすでに書いた通りCore i3以上を買っていれば問題ないだろう。
まとめ
筆者がコスパを考慮して初心者向けにおすすめするパソコンの最低スペックは下記の通り。
・CPUはCore i3以上(PentiumG4000番台以降はOK)
・メモリは最低8GB(最大搭載量は16GB以上出来れば32GBが望ましい。)
・ストレージは最低500GB出来れば1TB以上
特に長く使うという観点ではメモリの最大搭載量が重要だ。メモリさえ逼迫していなければCPUはだましだまし使えてしまうだろう。
最もコスパが良いパソコンはストレスなく10年位は使えるパソコンだと言える。やすいのを買ってもどうせ数年後買い換えれば結局お金がかかるので最低限の投資をするようにしよう。それがコスパの良い買い方だということだ。
良い節約ライフを。
それではかしこ。