VivaldiのRAMディスクの設定のアクセスが多いです。
ということはすでにRAMディスクを作っている方が多いんでしょうけど、Vivaldiの記事を見てそうはいってもそもそもRAMディスクの使い方がわからないという方も多いかもしれません。
今日は自分が使っているソフト「RAMDA」をご紹介。
RAMディスクとは
その前にまずはRAMディスクとはなにかをおさらいしておこうRAMディスクはメモリにソフト的に作られるディスクのことだ。そこにハードディスクがあるわけではなく、OSにディスク(ドライブ)として認識させるということである。なぜそんなことが必要なのかと言うと、実は必要なわけではない。ただメモリが最も高速なのでそれをディスクに出来れば恩恵を得られるということなのだ。
RAMディスクの口コミ
さてここでRAMディスクについての皆さんの評価も見ていましょう。
RAMディスクのWindows高速化の取り組みの中での評価を知ることでRAMディスクの相対的な良いところも見えてきますよね。
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ツイッター民の皆さんの意見を見るにRAMディスクは早いし、PCスキルがある人には当たり前のものであると見られていることがわかりますね。
こうした意見も参考にしましょう。
高速なRAMディスクを利用するメリット
メモリの高速さを生かして作ったRAMディスクを使えば次のようなメリットがある。
- キャッシュの置き場として使いブラウザ高速化
- OSの一時ファイルの置き場として活用しOS高速化
またメモリが揮発性(きはつせい)であることを利用して保存する必要のない一時ファイルの置き場にするという意味もある。揮発性というのは電源を消すとデータが残らないということで保存しておく必要がないデータを置くには最適なのだ。
つまりRAMディスクは一時ファイル(TEMPファイル)を置くにはこの上ない場所であるとわかる。
その上一時ファイルの書き込み読み込みが高速化して動作が快適になるのだから使わない理由はない。
これらのことを踏まえ、私がずっと使ってきて全く問題なく安定しているソフトを紹介していこう。
RAMDAをダウンロード・インストールする
RAMDAは電机本舗が発売する有料ソフトですが、有料版はRAMDA proとなっており、通常機能は無料で使うことが出来る。有料機能はRAMディスクのサイズなどになっており通常の使用では無料版でも十分だ。
まずはホームページよりRAMDAをダウンロードしよう。
RAMDAをダウンロード
RAMDAのダウンロードは公式にて二つのサーバーよりダウンロードするようになっている、以下はそのページの説明だが直接ダウンロードできるようにしておく。なお、サーバーがどちらかとかは特に関係がない。おそらくサーバー不安定なときや落ちた時のために分散しているのだろう。リンクはダウンロードリンクではなくE-mailでダウンロード元アドレスを送ってもらう形だ。
RAMDA Ver2スタンダード(無料版) Lolipopサーバー
同じことだけど式ページに飛ぶ場合は下記の通り。
無料配布版のところをクリックするとページの下の方に飛ぶので、
赤い四角で囲ったどちらかをクリックする。
すると氏名、e-mailなどを登録する画面があるので入力し送信するを押すとメールでダウンドードするページのアドレスが送られてくる。
RAMDAのインストール
Zipファイルを展開し、下記のようなフォルダにあるsetup.exe(またはsetup)をダブルクリックする。
すると次のような画面が立ち上がるのでインストールの開始をクリックする。
そうしたら再起動を確認してくるはずだ。再起動が終わるとインストールされている。
RAMDAの設定
デスクトップのショートカットにあると思うが、RAMDAのプログラムファイルは、
C:Program FilesPeopleLockRAMDの中に入っている。
その中にあるRAMDcntl.exe(またはRAMDcntl)をクリックすると下記のような画面が立ち上がる。
私のRAMディスクの設定でZ:SyncとなっているのはRAMDAの設定である。デフォルトでZドライブ、さらに自動保存のためのSyncフォルダが作成されるようになっている。ここがRAMDAのおすすめポイントだ。
ここがおすすめ!・簡単に設定できる
・Syncフォルダをバックアップし、起動時に読み込むことが出来る
・WindowsのシステムのTempファイルを簡単にRAMディスクに設定できる。
・主要ブラウザのRAMディスクの設定が簡単にできる
・フォルダをRAMディスクにジャンクションさせるのが簡単にできる
RAMDCtrlから特別設定を押すと上記のような設定が簡単にできる。
はっきり言って、なぜこれ以外のRAMディスクソフトを使うのかよくわからいくらいだ。
特にWindowsのTEMPをここから設定すればソフトだけでなくOSの挙動も改善することが出来る(ただし、システムのパスをいじるのは一定のリスクもあるので自己責任でやっていただきたい。)
少し前に戻ってこちらの設定だが、基本的にRAMディスクのサイズ以外は上の設定で問題ない。Syncフォルダはリカバリにチェックを入れると起動時にSyncフォルダの内容がバックアップからリカバリされる。これはプログラムをRAMディスクに直接インストールする場合に便利だ。時々リカバリやバックアップに失敗するのでバックアップは自分でも作っておくのが良いだろう。
以上で設定は完了だ。設定/終了を押して完了しよう。
再起動するとRAMディスクが出来ている。
RAMDAアンインストールで不具合?その原因は
RAMDAで検索すると削除後に不具合という情報が出て来るようだ。
だがこれは当たり前だ。その記事に書かれていたのはWindowsのTempをRAMディスクに設定したままアンインストールしたからである。
これをやったら別にどのRAMディスクソフトでも戻さないとエラーになるのが当然だ。
RAMDAの機能にはOSやブラウザのキャッシュ(TEMP)をRAMディスクに再配置する機能がついている。そこにRAMディスクに変更のボタンと、システム標準に変更(つまり戻す)のボタンが付いているのだ。
あの記事の方はおっちょこちょいなようだがRAMDAには誰でもOS標準に戻せる機能がついてるのでら安心してほしい。こう書くと回し者のようだが私はただの長年の愛用者である。
私が長年使ってきて起きたエラーは時々バックアップとリカバリがうまくいかないくらいだ。これはRAMディスクというソフト的に作っているものなので仕方がないことと言える。全てのRAMディスクソフトで出るエラーだろう。その場合RAMディスクのバックアップを取ればいいだけなのだ。バックアップの仕方はコピーするだけOKだ。リカバリがうまく行かなかったらバックアップをコピーしなおす(復元)だけでOKである。
RAMディスクにキャッシュを設定したのならアンインストール前にはRAMディスクがこのあとなくなるわけなのだから、RAMディスクに割り当てていたキャッシュを元に戻さけなければならないことくらいわかるはずだ。
そもそもOSの一時ファイルをRAMディスクに設定しなければならないとは誰も言っていないのだから。(基本的に上級者向けの設定である。)
RAMDAと検索すると自己責任でという記事が上位に出てるのでビビるかもしれない。だが実は記事を書いた方がするべきことをせずにアンインストールしただけだ。次のスクショを見れば分かる通りRAMDAは初心者にも親切な設計になっている。もう何年使っているかわからないが初心者の頃から他のRAMディスクよりずっと優秀だと思って使って来ているのだ。
とりあえずアンインストールするなら割り当てていたキャッシュはOS標準に戻すようにしよう。(ちなみに後から戻しても駄目なわけではない。起動直後にエラーは出るが)
この設定を変えるには再起動が必要なのでアンインストールするなら一度設定変更と再起動をしてその後アンインストールするようにしよう。
やることは1クリックで出来る作業と再起動だけである。私の環境ではRAMディスクは必須となっているがインストール、アンインストールを何度も繰り返しているがエラーなど出たことはないと申し上げておく。ソフト自体はWindows7のように安定的である。
全く問題ないので安心して欲しい。
最大192GBまでのRAMディスクを作れる
「RAMDA プロ Ver.2」
同ソフトの有料版が「RAMDA プロ Ver.2」だ。
64bitモードにおいては最大192GB。OS管理メモリより利用します。
32bitモードにおいてはOS管理外メモリを使い最大188GBに対応(※1)。
※1:OS管理外メモリは機種、ハードウェアに依存します。使用できないPCがあります(ベクターより引用)
なお、スタンダード版(無料版)ではRAMディスクのサイズは最大8GBとなっている。Pro版で特徴的なのは次のようななことだ。
・2つのRAMディスクを作れる
・最大192GBのRAMディスクを作れる
RAMディスクソフト「RAMDA」でOS管理外メモリを使う利点
私が知る限りこれができるソフトは以下の3点しかない。
一つは、gavotte ramdiskというドライバー。もう一つはバッファローメモリ専用のBUFFALO RAMDISK ユーティリティー。そして最後がRAMDA プロ Ver.2だ。
gavotte ramdiskは広く使える可能性が高いが、古く署名のないドライバーでありダウンロード元によってはリスクがないとはいえないのが難点だ。またレガシードライバーの設定が必要で初心者には難易度が高い。
BUFFALO RAMDISK ユーティリティーに関しては私も試したことがあるが、何度試しても機種との相性なのかOS管理外メモリの使用を確認することが出来なかった。
そこでRAMDA プロ Ver.2が選択肢となってくる。32bitで192GBものメモリを積んでいる変態方はごく稀だろう。しかし、4GBから8GBだと32bitを使用してOS管理外をRAMディスクとして利用するメリットが出てくる。
何故8GBでも32bitが良いかというと、32bitが軽いからだ。32bitOSは3GB程度で動くように設計されているため文字通り3GB程度でも十分に動くのである。(64bitではまず快適には動かない。)現に私が外に持ち歩いているモバイルパソコンのレッツノートのWindows7である。
64bitで8GBというのすでに微妙なスペックであり、8GBに32bitのWindowsを入れてOS管理外をRAMディスクにした方がいい場合もある。
RAMディスクソフト「RAMDA」で2つのRAMディスク
2つのRAMディスクを使える利点を考えてみよう。
実はRAMディスクの弱点は起動時の準備段階に多少の時間がかかることにある。この点メインのRAMディスクはコンパクトにまとめておくことで実質的に起動を早くできる可能性があるのだ。
フォトショップなどの画像編集ソフトを使っているとSSDでも動きが重くて仕方がないという方もいるだろう。GIMPなどではさほど必要がないがそれでもRAMディスク上で作業するとこのようなソフトは圧倒的に軽快に作業できる。動画編集でも同じことだろう。試しに無料の画像編集ソフトGIMPをRAMディスクにインストールしてTEMPもRAMディスクに設定して欲しい。この手の重いソフトだと明らかにSSDの違いがわかるGIMPの起動に8秒かかっていたとすると2.5秒くらいになる感覚だ。
大容量のメモリを積んでいるモンスターマシンを使用中ならば馬鹿でかいRAMディスクを作るメリットが出てくる。有料ソフトだがバカ高いモンスターマシンを使っているならソフトにお金をケチっては宝の持ち腐れだろう。動画や写真を仕事で編集している方はRAMDA プロ Ver.2の購入をおすすめする。
大きなデータを扱うデータ編集などの作業領域を巨大RAMディスクに置くというのは現実的なソリューションになる。重くいらいらしていた作業がさくさく快適になるメリットはこのようなソフトを導入するパワーユーザーには説明不要だ。
なお、有料版の「RAMDA プロ Ver.2」は下記から購入できる。
SDカードをローカルディスク化出来るF2Dx1もおすすだ。
(「SDカードやUSBメモリをローカルディスク化(内蔵HDD化)する方法まとめ」)
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