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六韜・三略に学ぶ-古典の兵法書から見た現代社会論「文師」

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こんにちは。

 

表題にもある六韜(りくとう)・三略(さんりゃく)をご存知でしょうか。

 

六韜というのは、

『六韜』(りくとう)は、中国の代表的な兵法書で、武経七書の一つ。このうちの『三略』と併称される。「韜」は剣や弓などを入れる袋の意味である。一巻に「文韜」「武韜」、二巻に「龍韜」「虎韜」、三巻に「豹韜」「犬韜」の60編から成り、全編が太公望呂尚が周の文王・武王に兵学を指南する設定[1]で構成されている。中でも「虎の巻(虎韜)」は、兵法の極意として慣用句にもなっている。(出典:Wikipedia)

とあるように古い兵法書です。

 

古典というのは読んでみるとシンプルな時代の文章でもあってわかりやすく、本質をついたものが多いです。古代中国の古典は日本でも明治時代より前辺りまでは、教材としても使われていたようです。

 

今日は六韜の「文韜」、そのなかでも「文師」より兵法書に学びながら現代社会について考えてみたいと思います。

私が学生時代に買った本ですが、守屋洋「[全訳]六韜・三略の兵法」のなかから抜粋して見ていきたます。

 

文韜-文師

韜という字はWikipediaにもあるとおり剣や弓などを入れる袋であって、ここでは武器のことではなく兵法上の秘策という意味だ。

 

同署より抜き出すと、

文韜–「文師」から「兵道」までの十二篇から成る。戦争を始めるにあたってどんな準備が必要なのか、もっぱら政治の問題をとりあげている。

「文師」においては太公望が登場し、周の文王とのやりとりとして兵法が語られている。

周の文王が吉凶を占わせた際、渭水(地名)で狩りをすれば大きな獲物があるという。その獲物とは動物のことではなく人材のことだというのだ。

 

こうして渭水に言ったところ太公望を見出すこととなった。

 

釣りの楽しみ

文王が声をかけた時太公望は釣りをしているところであった。

文王が釣りを楽しんでいるのかなと聞くと、

太公望いわく、

「君子の楽しみは志を実現すること、小人の楽しみは物を手に入れることだといわれます。私が釣りをしているのも、君子の楽しみに似ています」

という。

 

なにが似ているのか文王が聞くと、

 

「釣りには三つの意味が含まれています。まず、餌で魚を釣るのですが、それは禄で人を召しかかえるのに似ています。次に、釣られた魚は死んでしまいますが、それは召しかかえられた人間が命を投げだして働くのに似ています。また、小さな餌では小さな魚しか釣りあげる事はできませんが、それと同じように、低い官位ではつまらぬ人間しか召しかかえることはできません。釣りというのは、たんに魚をとらえるだけのことですが、このように深い道理が含まれておりまして、そこから政治のあり方を見通すことができるのです」

と言うのだ。

 

これを現代社会に当てはめてみれば、給料を払えばサラリーマンは命を投げ出して働くということだ。まさにその通りではないか。皆命を削るように会社で働いている。

そして、安い給料ではつまらない人間にしか雇えないということである。

 

ここで言いたいのは、今の日本の企業に古典に書かれているような単純な真理を理解して実行しているところがあるかということだ。私は入社時点で給料がぜんぜん違うという企業を見たことがない。皆一律である。

ということは、雇う人間の器量を量って優れた人材にたくさんの給料払って獲得しようという会社はほとんどないということだ。

私は営業経験者で入社すぐに結構な業績を上げたことがあるけど、大体100倍位の成績だったにも関わらず(ビリと比べて)、給料は全く同じだった。そのあと1年たっても変わることがない。

 

先程の太公望の言葉は誰でもわかる単純なことだ。しかし現在の日本では経営者はほとんど誰もこの程度のことすら実行できないということなのだ。このような状態では出来る人間はやめてしまうか、出来ない人間にちょっと勝つ程度に頑張って適当に出世するのが上策だ。したがって、企業にはつまらない人げにしかいなくなる運命にある。

最近よくある腐った大企業やゾンビ化する大企業の問題は実はこの程度のことが出来ていないというだけにすぎない。

 

太公望はさらに言っている。釣り糸が細く餌が小さければ小さな魚しか食いつかない。釣り糸化が太く、餌が大きければ大きな魚が食いつく。「同じように禄で人を釣れば、どんな人物でも仕えさせることができ」るのだと。しかしこのようなことをやっている企業はほとんどない。どのような人材が有能かというビジョンがそもそもないのだろう。

 

天下を帰服させる方法

「死にそうな人や困っている人を助け、心配している人や苦しんでいる人を救ってやる、これを徳といいますが、このような徳のある人物に、天下の人々は帰服する」

「人間は死を嫌って生を楽しみ、徳を好んで利になびくもの。人々に生と利を保証してやるのは道にほかなりません。」

道に則った政治を行えば自ずと天下は帰服するのだと太公望は言う。

 

今の日本で言えば、困っている人や苦しんでいる人は放っておいて、利は汚いものと蔑んで制限させようという感じに見える。

 

利を求めることを嫌う意識は最近の税制改革にも現れている。800万円以上の層を増税にするということだが、この層は企業でももっとも能力があって実績を挙げた層だろう。頑張れば頑張るほど邪魔が増えるというわけだ。

 

頑張っている人から奪って、頑張らない人に与えればいずれこの国も誰も頑張らない国になってしまうだろう。

利を求める人間の本姓を認めて頑張っている人間をさらに伸ばすような政策が必要だと思うのである。

 

まとめ

「文師」は以上です。

 

短く単純な文章ながらその程度のことも現代の企業や政府は出来ていないのだとわかりました。

 

残念なことに、海外の企業や政府や日本よりこれらのことが出来ているように思います。優秀な人材に高級を与え、減税をして利を求める人の心を掻き立てる海外にこのままでは日本は負けてしまうでしょう。

 

またの機会に六韜の続きについて書きたいと思います。

 

 

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