こんにちは。
節約大好き、JUZO(じゅうぞう)です。
私はどうも貧乏性でして例えば食事で言えば友人と食事に行ったりするとその友人がうまいものを食べたがったりするわけですね。しかし私は食事はどうでもいいのです。うまいものは食べるとたしかにうまいのですが、同時に確かにうまいけど10倍の値段払うほどうまいかなとか考えてしまうんですね。
まったくつまらないやつです。でも結論、ここまで金だすほどうまくはないというのがほとんどですね。グルメとは正反対でその点だけは合いません。とは言えバイクを買ったり遠くまで旅行に行ったりするので結局は何に使うかの違いでしかないわけですけど。
ドン・キホーテのMUGAストイックPCの記事が人気ですけど安いPCを掴んでしまう人がものすごく多いんでしょうね。
でもPCに関してはもっとも節約的な買い方というのは実はもっとも長く使えるものを買うということなんですよ。価格はほとんど関係ありません。なんせ、運が悪くなければ10年以上たっても使えるわけですから。
ただ、ロースペックPCの中にはまだぎりぎり使えるというやつがあったりします。
工夫すれば使えるのに捨ててしまうのはもったいない。というわけで今日はPC特にノートパソコンの延命の話です。ノートパソコンといってもWindowsタブレットやスティックPCにも適用できる話なのでタブレット使いの方にもおすすめですよ。
SDカードやUSBメモリをローカルディスク化する意味
ロースペックなノートパソコンというやつは大体次のような特徴を持っている場合が多い。
・メモリが少ない
・ストレージ容量が小さい
改めてみてもいいとこなさすぎである。ただこの問題はあくまで発売時のスペックであってそのパソコンが本当に使えないかはこれだけではわからない。なかには拡張性の高いものがあるからだ。
最近の傾向では非力なCPUに関しては変更不可能な場合が多いようだ。余談だが、だからこそ低価格のノートパソコンでは「交換できるCPUが乗っているか」ということが長く使う意味ではとりわけ重要なのである。(ちなみに私がFMVをおすすめしていたりするのは交換可能なCPUが乗っている場合が多いように思えるからだ。)
しかしここではすでにロースペックのPC(タブレット)を持っている方への救済策なのでパソコンの選び方には触れないでおこう。
メモリが少ないというのは解消する方法は殆ど無いけど、それに関しては緩和的な措置というやつがある。例のストイックなPCのようにメモリがないのに64bitのOSを積んでいる場合だ。この場合、32bitを使うことで64bitよりは全然ましにできる。

メモリが少ないのも最悪だが、ディスク容量が赤くなった時はどうにもならない。早急に何とかするしかない。
ストレージだけは増やさないとどうにもならない
中でも比較的対応可能なのは3つめのストレージ容量だ。32GBや64GBといった少ないCドライブを持ったノートパソコンやタブレットは同時に小型なためにストレージの増設できる余地が限られている場合が多い。そのため増設できるのはSDカードスロットとUSBだけだったりする。
つまりSDカードなどを使うしか方法はないのだ。
32GBの容量しかないノートPCではSDカードにプログラムを置くことが出来ればシステムをかなり軽量化することが出来る。USBにインストールできないプログラムは実は意外と少なそうだけど、インストール時にリムーバブルディスクを選択すると「次へ」がグレーアウトして進めないソフトがあるようだ。また、通常リムーバブルディスクには置けないDropboxもローカルディスク化したSDカード(USBメモリ)であれば置くことが可能である。
他にユーザーフォルダがあるが、これらはバージョン1703ビルド15063.786の時点ではリムーバブルディスクでも移動・変更することが出来た。
しかしリムーバブルディスクでは削除でファイルなどをゴミ箱に捨てることが出来ない。これでは設定できるとしてもリムーバブルのSDカードやUSBには移動したくないだろう。ローカルディスク化することでSDカードやUSBメモリでも削除でゴミ箱に捨てることができるようになる。
こんなポップアップが毎回出たら実にうっとうしい。
SDカードをローカルディスク化するメリット
SDカードをローカルHDDとして認識させるメリットは2つほどある。
一つは、ごみ箱を使えるということだ。もう一つはパーティション分割できるということである(パーティショニング)。通常はリムーバブルディスクはOS標準機能でもパーティション分割はできず、サードパーティのソフトを利用したとしても先頭のパーティションしか認識されないはずである。
したがって、狭小なストレージを持つノートパソコンなどにそこそこ大きい(128GBのような)SDカードやUSBメモリを積んで使用する場合、これからお伝えする方法でローカルディスク化(仮想的にではなく)した場合用途にしたがってSDカードを複数のパーティション(論理ドライブ)に分けることができるわけだ。
その結果、例えばSDカードの1つめのパーティションGドライブにDropboxなどを置いて、次のHドライブにバックアップを置くといった使い方も可能になる。

なんだそれはまったくHDDと同じじゃないか…って私が書いてるわけだが。
SDカードやUSBメモリをローカルディスク化する方法
SDカードやUSBメモリをローカルディスク化する方法1:
「シンボリック・リンク」を使う
シンボリック・リンクを使うことでリムーバブルディスクを擬似的にローカルディスク化することができる。シンボリック・リンクはファイル(フォルダ)の実体を実際のドライブでない場所にあるように見せかけるWindowsのファイルシステムだ。
例えばSDカードがDドライブだとしてシンボリック・リンクでSDカードであるDドライブに実体があるプログラムをあたかもCドライブにあるように見せかけるということができる。この場合、プログラムはSDカード上にあるのだがOS上ではCドライブにあるという状態になるらしい。
実際の見た目ではCドライブにシンボリック・リンクが残りSDカードなどに実体があるという状態になる。
シンボリック・リンクを使うと本来リムーバブルディスクに置けないプログラムをSDカードに置いた状態にする事ができる。
シンボリック・リンクのやり方は次のとおりだ。
設定にはWindowsのコマンドプロンプトを使う。mklinkがそのコマンドである。
cme.exeを管理者として開き、
mklink /D “シンボリック・リンクのパス” ”実体のパス”(スペースは半角)
とやる。
試しにHドライブであるUSBメモリにTESTフォルダを作りそこにCook Timerというソフトを入れてシンボリック・リンクを作ってみた。
何度か削除したりして試しているがこのように記述してエンターを押せばシンボリック・リンクが作成される。この際Cドライブにはフォルダはなくても良い。試しにCドライブに作成されたシンボリック・リンクからCook Timerを起動しプロパティを見ているとHドライブから起動していることが確認された。
シンボリック・リンクの難点は時々ふとした拍子にシンボリック・リンクが消えてしまっていたりすることだ。またプログラムの再インストールの際「すでにインストールされています」と出て再インストール不可能になったことがある。この点この方法は初心者には向いていないと思う。

シンボリックリンクは論理的、ソフト的お遊びだ。常用するものではない。
なぜなら私は過去に何度もシンボリックリンクがいつの間にか切れているのを目撃した。そのたびにどこにシンボリックリンクを張ったかも忘れたのだ。実際あまり使わないほうがいいとしか思えない。
2:SDカードやUSBメモリをCドライブにマウントさせる
この方法は非推奨だ。何故ならこの方法はシンボリック・リンクとなんら変わらないと思うからだ。私はこの方法はやる気が無いのであまりわからないが、CドライブのフォルダにSDカードをマウントさせた場合シンボリック・リンクの逆で容量の削減にはならないのではないかと思う。
やり方は以下の通り。
エクスプローラー上のPCを右クリックするなどして、コンピューターの管理を立ち上げる。
ディスクの管理から目当てのリムーバブルディスクをさがし、右クリック>ドライブ文字とパスの変更>追加とやり、次の空のNTFSフォルダーにマウントするを選択して予めCドライブに作っておいたフォルダを選びOKを押す。
これでSDカードの中身がCドライブにあるフォルダにあるようになるらしい。そしてそのフォルダがドライブとして扱われるということのようだ。
容量が問題でなければこの方法は無難かもしれない。(やったことがないのでCドライブの容量が増加するかはわからない。)
3:VHD化(仮想ドライブ化)する
SDカードをVHD化する方法は先に行ってしまうけど以下の点から推奨できない。
・VHDは電源OFFでマウントが解除されてしまう
・マウントさせるためにバッチファイルを作成し起動時にタスクスケジューラなどで毎回設定し直さなければならない
・起動時にマウントさせる分そのドライブのプログラムやファイルを開くのが遅れる
はっきり言ってこれでは台無しだと思う。いくらCドライブの容量圧縮と言っても圧縮した分は不便になってしまうのではこれは最終手段と言わざるをえない。
一応やり方は以下の通り。
コンピューターの管理からディスクの管理を開く。
VHDを設定するドライブを選んで操作からVHDの作成を開く。
参照からSDカード等を選ぶファイル名を書いて決定する。
VHDのサイズを指定、容量固定にしてOK。
ディスクの初期化(MBR)、ドライブ文字を選び、NTFSで指定してフォーマット。
これで仮想HDDが完成する。ただし、この後上記のようにコマンドから毎回起動時にマウントさせるために設定しなければならない。初心者には向いていないし、熟練していたとしてもこの方法を取るメリットはあまりないと思う。よって詳細は検索して欲しい。

考えても見てほしいプログラムやDropboxを置くとすればそのプログラムが起動する前にはハードディスクになっていなければならないのだ。バッチファイルでHDD化するというのは不具合が起きやすいやり方だと想像できるだろう。データを置くだけならこのやり方でも問題ないかもしれない。
SDカードやUSBメモリをローカルディスク化する方法(おまけ)
たまにUSBで見かけるのは「この機種はもともとローカルディスクとして認識される」というものリムーバブルディスクとして使いたい人からすると迷惑だがローカルディスク化したい人からするとちょうどいい商品だ。
ただしこの手のUSBやSDカードは自分で探してたまたま見つからないと難しい。数は少ないと思うがあると思う。根気よく探すのもありだろう。
4;Lexar BootIt Utilityを使う(非推奨、注意を要する)
私は依然これを試したことがあるのだが失敗したのですっかり忘れていた。興味がある方は調べ見てほしい。要はWindowsがリムーバブルディスクをそれと規定しているのはRMB(リムーバブルビット)が1の時である。その数値を書き換えればローカルディスクとして認識されるというものだ。
それがこのソフトで出来るということである。
しかし私はこのやり方でUSBを完全に破壊されたので全く推奨できない。捨ててもいいしょぼいUSBで試してみるのはありだろう。
Lexarのサイトでは確認できず個人が再配布しているものしか見つからないと思うのでそのあたりのリスクも承知してダウンロードする必要がある。
5:Hitachi Microdrive Filter Driverでローカルディスク化する
Hitachi Microdrive Filter Driverというドライバーを使うとリムーバブルディスクをローカルディスクとして使用することができる。この方法はやったこともあり推奨できる方法だ。ただしこの方法では難点がいくつかある。
・未署名のドライバーであり64bitでは使うことが出来ない
・同じく未署名のドライバーであり手に入る者が信頼性のあるものかわからない
32bitのパソコンでSDカードを内蔵ドライブ化する方法としては非常に面白いものだと思う。こういうやり方は改造好きをうならせるハック術というやつだろう。当然リスクがあり、実行は自己責任だ。
やり方以下の通り。

このやり方はなかなかスリリングだが面白いのは確かだ。しかし、64bitでは署名問題をクリアできず使えないのを確認している。とても残念だ。32bitの方は問題なく使用できるはずだ。
まずインターネットでHitachi Microdrive Filter Driverを探してくる。(ここがポイントで信頼性の有りそうなものがどれかも自己責任での判断だ。)
cfadisk.infを開く。
[Version]
Signature=”$Windows NT$”
Class=DiskDrive
ClassGuid={4D36E967-E325-11CE-BFC1-08002BE10318}
Provider=%HGST%
LayoutFile=layout.inf
DriverVer=12/14/2002,1.00.0000.1[Manufacturer]
%HGST% = cfadisk_device[DestinationDirs]
cfadisk_copyfiles=12 ; %SystemRoot%system32drivers
gendisk_copyfiles=12 ; %SystemRoot%system32drivers[cfadisk_copyfiles]
cfadisk.sys[gendisk_copyfiles]
disk.sys; ———————
[cfadisk_device]
%Microdrive_devdesc% = cfadisk_install,IDEDiskIBM-DSCM-11000__________________________SC2IC801
%Microdrive_devdesc% = cfadisk_install,IDEDiskIBM-DSCM-11000__________________________SC2IC815
%Microdrive_devdesc% = cfadisk_install,IDEDiskIBM-DSCM-11000__________________________SC2IC915%Microdrive_devdesc% = cfadisk_install,IDEDiskIBM-DSCM-10512__________________________SC1IC801
%Microdrive_devdesc% = cfadisk_install,IDEDiskIBM-DSCM-10512__________________________SC1IC815
%Microdrive_devdesc% = cfadisk_install,IDEDiskIBM-DSCM-10512__________________________SC1IC915%Microdrive_devdesc% = cfadisk_install,IDEDiskIBM-DMDM-10340__________________________MD2IC501
%Microdrive_devdesc% = cfadisk_install,IDEDiskIBM-DMDM-10340__________________________MD2IC601; debug on VMWare/special drive
; %Microdrive_devdesc% = cfadisk_install,IDEDiskVMware_Virtual_IDE_Hard_Drive___________00000001
; %Microdrive_devdesc% = cfadisk_install,IDEDiskIC25N040ATCS04-0________________________CA4OA71A[cfadisk_addreg]
HKR,,”LowerFilters”,0x00010008,”cfadisk”[cfadisk_install]
CopyFiles=cfadisk_copyfiles,gendisk_copyfiles[cfadisk_install.HW]
AddReg=cfadisk_addreg[cfadisk_install.Services]
AddService=disk,2,gendisk_ServiceInstallSection
AddService=cfadisk,,cfadisk_ServiceInstallSection[gendisk_ServiceInstallSection]
DisplayName = “Disk Driver”
ServiceType = 1
StartType = 0
ErrorControl = 1
ServiceBinary = %12%disk.sys
LoadOrderGroup = SCSI Class[cfadisk_ServiceInstallSection]
DisplayName = “CompactFlash Filter Driver”
ServiceType = 1
StartType = 3
ErrorControl = 1
ServiceBinary = %12%cfadisk.sys
LoadOrderGroup = Pnp Filter; ———————–
[Strings]
HGST = “Hitachi Global Storage Technologies”
Microdrive_devdesc = “Hitachi Microdrive”
ネットで入手できるドライバーのinfファイルにはこのように記述されてるはずだ。ダウンロード元によって多少異なるかもしれない。
このように記載されているうちの%「Microdrive_devdesc% = cfadisk_install,IDEDiskIBM-DMDM-10340__________________________MD2IC601」と「; debug on VMWare/special drive」の間に、
%Microdrive_devdesc% = cfadisk_install,USBSTORDiskSingle__Flash Reader__USB__Device
などと追記する。しかしこの青字の部分はサイトに寄って色々書いてあるのだけど、ようはSDカードやUSBメモリのハードウェアIDのことである。
例えば私の持っているUSBでは次のようになっている。
基本的には、ここにある、
USBSTORDiskTDKMediaTransit_________PMAP
などを追記すればドライバーが当たるはずだ。サイトによってはGenDiskと追記すると書いてあるものなるがこれのことである。
私は実際このドライバーを一台のPCで使っているが、この記述自体は記憶を辿って書いているので注意して欲しい。
リスクの高い作業でありくれぐれもバックアップをとってから行っていただきたい。
準備ができたらデバイスマネージャーを開きドライバーをあてたいリムーバブルメディアを選択して右クリックする。
目当てのリムーバブルメディアをクリックしてドライバーの更新を選択。
ドライバーの更新で、「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索」を選択。
「コンピュータ上の利用可能なドライバーの一覧から選択します」を選択。
ディスク使用を選択。
このあと参照で先程のcfadisk.infを選択して次へ。これでドライバーが更新される。
更新されればリムーバブルディスクだったSDカードやUSBメモリがローカルディスクとして使えるようになっている。この状態で右クリックから削除をするとゴミ箱に入る。
以上で終了かしこ
とかいいそうなものだが、実はこれからが本題なのだった。

ほんの冗談だ
6;Flash Drive Information Extractorを使う(非推奨、注意を要する)
Flash Drive Information Extractorというソフトを使うやり方がYoutubeで紹介されてたのでいちおうここにも挙げておく。ただし、Youtubeの説明にもある通りUSBを破壊するリスクがあるということだ。リンク先(Youtubeの概要欄)にソフトへのリンクもあるので危険を承知でやってみる方はそちらでダウンロードするといいだろう。

偏見で申し訳ないが、ソフトでロシア語を見ると危険極まりない感じしかしないのだが…笑
概要欄はこちらから。
ちなみに私はこれをやったことがないし、推奨するつもりもないので勘違いしないでほしい。もし壊れてもいいからやってみたいという人がいて成功したら是非ともコメント欄で知らせていただければ幸いだ。
7:「F2Dx1」でローカルディスク化する(推奨)
Hitachi Microdrive Filter Driverは無料だけどリスクが高く(つまり信頼性が不透明)一般向けではない。かなりのソフト的改造マニアしかやらないような裏技だ。
でも実は有料ではあるけどF2Dx1という現在も更新されているソフトでリムーバブルメディアをローカルディスク化(内蔵ドライブ化)することができるのだ。
私はこのF2Dx1のライセンスを持っているのでソフトと導入方法につい解説してみよう。
まずはじめに有料ソフトを使ってまでローカルディスク化したいか考えていただきたい。後に述べるように私は当然有料でもこのソフトを使った方がいいと考えている。有料が引っかかっている方もとりあえず読み進めて頂きたい。
私はこのローカルディスク化というやつを一時期とことん調べてついには署名なしのドライバーに自己署名して突破しようとするまでに至った。このやり方は複雑で本来はソフトを作るプログラマの方などが使う方法だ。よってPC音痴だった私にわかるはずもなくとにかく調べまくって書いてあるとおりにやっていってついに自己署名はできたのである。
しかしそれでもWindowsの64bitの壁は突破することはできなかった。実は未署名のドライバーを64bitで使う方法は一つだけある。それはテストモードで起動することだ。しかしこの場合、自分があえてそうするドライバーだけでなく常時未署名のドライバーをインストールすることを許容している状態になる。
私に言わせればこれはガバガバのセキュリティーホールと言わざるをえない。
よって、署名のないHitachi Microdrive Filter Driverを64bitで使うことはついに諦めたのだった。このような経験から64bitでも32bitでも安全に使えるドライバーはF2Dx1しかないと断言できる。
ドライバー・・・
そう、このF2Dx1とは実はドライバーなのだ。またはドライバーを含むソフトウェアと言ってもいい。
そしてやはり完全に納得できる形でローカルディスク化するにはドライバーでなければならないのである。
何故かと言うとドライバーである限り起動後すぐにドライバーがあてられて起動直後にはローカルディスク化しているからだ。ソフトの不具合はこのOSの起動とソフトの起動の時間差に起因することが結構ある。だからドライバーでなければだめなのだ。
今までのやり方やドライバーは問題だらけだったがこのF2Dx1に関しては「SDIO規格のSDスロッ トには使用できない」くらいが注意点だ。
さらにこのソフトの特徴は余剰メモリをキャッシュに割り振ってSDカードなどを高速化できることにある。しかもOS管理外メモリを使えるのだ。4GBのメモリを積んでいる要な場合を考えていただきたい。(ただしOS管理外メモリの使用は経験上機種に左右される場合が多い。)
この場合、64bitのままつかうよりも32bitにしてしまったほうがよいだろう。その場合に無駄になるOS管理外メモリをローカルディスク化したSDカードの高速化に使えるのだ。
こうして、
Cドライブの空き容量が少ない。
SDカードに移動すると速度が遅い。
という問題を一気に解決することができる。
加えてSDカードをリフレッシュしてデータの保持状態を最良化する機能もある。
F2Dx1の使用方法
F2Dx1はこちらから試用版(一週間)をダウンロードできるので気になる方はまずダウンロードしてみて欲しい。(ダウンロードリンクだがリンク先は配布元。試用版は一週間使うことができる。クリックするとダウンロードできる。)
F2Dx1をダウンロードしたら解凍してSetup.exe(またはSetup)を起動する。
Setup.exeは通常インストールに使うものだがF2Dx1自体がドライバーのためインストール=設定(ドライバーの適用)となっている。
なお、ソフトのインストール時念のためセキュリティーソフトを一時停止することが推奨されているのでバックアップをとるかセキュリティーソフトを一時停止してからインストールを押して欲しい。
インストールを押すと規約がでるので承諾する。
すでに適用済みでグレーアウトしているが本来はここで適用したいものにチェックを入れてインストール開始をクリックする。設定はこれで完了だ。
適用を外したい時はアンインストールすればいいので試す際も問題ないと思う。リムーバブルメディア以外は選択しない方がいいだろう。
今回はSDカードが近くになかったのでUSBメモリで試してみた。
まず何も設定していないUSBメモリを見てみる。
すると種類は当然だけどUSBドライブとなっている。
コンピュータ-の管理で見るとリムーバブルと記載されている。
F2Dx1を適用したあとを見てみよう。
種類はローカルディスクと変わった。
コンピューターの管理ではリムーバブルが消えた。
これでローカルディスクとしてOSが認識しているのがわかる。
ちなみにローカルディスク化していない状態で右クリックから削除すると次のようにでる。
しかも毎回出る。これはうっとうしいどころの話ではない。
USBメモリにDropboxを移動しようとすると次のように出る。
つまりリムーバブルメディア上には移動することが出来ない。今回USBメモリの容量が足りず試すことができなかったけどローカルディスク化されていれば問題なく移動できるはずだ。
ローカルディスク化してクリスタルディスクマークにて速度を計測してみた。
USB2.0なので全然早くはない。
高速化して測ってみた。
Readは少し落ちたくらいだったけどWriteはかなり高速化した。ちなみにいくつかのソフトをHDDとUSBに入れて起動してみたけどUSBとHDDでは殆ど変わらなかった。SSDには比較出来きるようなソフトを入れていないので不明である。
ここでノートパソコンなのにSSD+HDD+リムーバブルメディアの構成になっているのがばれてしまったけどこれに関しては別にやり方を紹介できればと思う。
f2dx1 ライセンスの適用
有料ライセンスを購入したらF2Dx1フォルダ内のsoftフォルダにあるPFBコントロール(F2Dx1).exe(またはPFBコントロール(F2Dx1)。)を起動する。
起動するとすぐライセンスを入力する画面がでるので入力して先に進む(認証がある)。
高速化の項目ではONにして自動設定でセーフ設定を選び、適用を押す。
これで次回起動よりf2dx1の高速化が始まる。なお電源オンから90秒後に高速化が始まり、5分立つとフルスロットルになるように設計されているとのこと。(ハイバネーションでは設定が反映しないので再起動を選ぶこと)
他にも初心者がGUIで操作しやすい便利な機能がついている。Cドライブの容量が少ないロースペックマシンにも嬉しい機能なはずだ。
f2dx1をおすすめする理由
SDカードをローカルディスク化するようなロースペックマシンはそのままだとかなり限界に近い状態である場合が多いだろう。使うのをやめてしまうかどうかというレベルがほとんどのはずだ。メモリ2GBでストレージ32GBの激安PCを買ってしまった場合、32bit化してこのようなソフトを適用すれば(メモリが少ないので高速化はしないにしても)ストレージの面は解消することができる。
f2dx1は私の使用ではローカルディスク化するのみで高速化はしなくても問題はない。このソフトの場合64bitでも使えるので32bit化の記事で書いたような再インストールを行うのが難しい人でも利用することができる。先程の説明で設定はクリックだけで非常に簡単だということはわかっただろう。
このことから言えるのは、例えばMUGAストイックPCなどのストレージ容量の少ないPCを買ってしまった人やストレージの小さいタブレットを使っている人、私もそうだが6、7年前までくらいの激安PCをまだ使っている人がこれらのハードを延命するには最適だということだ。
MUGAストイックPCの場合出たばかりなので使えないとわかっても捨ててしまうのはかなり厳しい選択だろう。タブレットPCも動作の負荷が少ないタブレットならば容量さえあればまだ随分使えるという場合も多いはずだ。
そして私のように7年前くらいのロースペックパソコンを未だに使っている人は今ロースペックパソコンを買っても前と対して変わらないかむしろ今使っているPCの方が拡張性があっていいという状態にあるはずだ。
ということはいずれにしても延命したほうが圧倒的に得なのだ。私が始めに行ったのはこのことである。PCは長く使えば長く使うほどお得なのだ。節約するためには似たようなマシンを何度も買わないことが重要なのである。
例えば36,000円のノートパソコンに買い換えるとしよう。このパソコンの寿命が5年だとする。
そうすると36,000円のパソコンの1ヶ月あたりの金額は36,000÷12÷5で600円である。
つまり1ヶ月延命する価値は600円だということだ。このソフトは1,888円なのだから大体3ヶ月延命すれば買い換える代わりにこのソフトを導入してももとが取れてしまうのだ。
もしこの方法が効果的な解決策ならば今のPCは数ヶ月どころか年単位で延命できる可能性があるだろう。PC関連の記事で書いてある通り最低レベルのまともなPCを買うとしても大体4万円弱はする。しかし4万円出したとしてもあくまで最低レベルなので今のスペックと大した変わらないのである。
だから本来は6万円以上は出してそこそこの性能のものを買って長く使った方がいいのだ。
CPUの相場を見れば分かる通り、性能の良いパソコンは数年立つと以前のハイスペックが今のミドルスペックとなってお手頃になってきたりするものだが、ロースペックパソコンだけは何年たっても値段が変わらず割高になっていくばかりだ。
したがって、今あるロースペックパソコンがぎりぎり使える場合や今のミドルスペックパソコンが工夫次第で使える場合にはできるだけ延命して買い換えるのを引き伸ばしたほうが得になる可能性が高いのである。
そう考えるとf2dx1のソフト代金は安いと言える。安いだけでなく実質的にはペイしてしまうという話なのだ。
有料ソフトを買ったとしても、延命できるのならば買い替えを引き伸ばした方がPCの場合絶対にお得である。
だからPCお助けマンであるこの私がf2dx1の有料ライセンスを持っているのである。
・・・っていうか
こういうソフトぶっちゃけ純粋に面白いだけなんだけど。

たかだか2000円弱のソフト代をけちって不安定な方法をとることのないようにしたい。
OS管理外をRAMディスクにしたい場合はラムダの記事をお読みいただきたい。
それでは節約PCライフを。