2020年までの大暴落がささやかれはじめた。
私はいつ暴落していもおかしくないと思う。だから日本人には株をなるべく早く売り払うようこれまでも忠告してきた。
しかし実は私は株の暴落はまだ起きないと思っている。
その理由を述べたいと思う
ただし、日本人があまり株を買わない方がいいという意見は変わらない。まずは見ていただきたい。
熱狂なき過熱感、相場に漂う雰囲気が違う
まず私が注視しているのは世界の人々が株をどの程度かっているかだ。私は庶民派一部を除き全く株を持っていない人人も多いと思う。
株の話なんて全く効かないし、おそらく買っていないのだろう。
そして2011年ごろからずっと上がってきて私もおかしいと何度も思ったがその都度思ったのは同じことだ。つまり過熱感がないのである。
相場に過熱感がない不思議
これだけ上がり続けてきたのに過熱感が全くないというのはどういうことだろうか。要するに個人が買っていないというのが今回の相場の特徴なのだ。
ではいったい誰が買っているのか。
- ヘッジファンド
- 投資信託
- 超富裕層
- 自社株買い
もちろん他にも政府系機関や年金などいろいろあるだろう。
これらの主体が買っているわけだ。ちなみに日本では日銀が購入している。
ここで一つ思い出してほしいことがある。株というのは必ず誰かが高値掴みするものなのだ。そしてそれはたいていにおいて個人なのである。投資信託も個人に含まれるかもしれない。
しかし今回の相場では個人はあまり買っていないはずだ。なぜならリーマンショックという恐怖を目の当たりにしたため、高値を追うことができないからだ。
つまり今回はおそらく自社株買いと超富裕層による相場なのだ。
高値を掴ませる人がいない(ババ抜きの抜き手がいない)
おそらく今の相場ではババを抜く人がいないのだ。
個人に掴ませたいのに買う人がいないため相場を主導する超富裕層がさらにどんどん買い続けないと自分の資産価値を保てないのではないだろうか。そして自社株買いもその超富裕層が所有する会社なのでババを掴ませるわけにもいかずただひたすら定期的に買うしかなくなっているのではないだろうか。
売りで捕まっている
相場の主体となる超富裕層の一角は一定期間相場を下支えし、ある時点で売り抜け、今度は暴落させるということを繰り返してきた。NYダウを見ると今回の相場でも何回か売り仕掛けがあるのは目撃している。
その都度それを無視するかのように上がってきているのだ。ある意味超富裕層も一枚岩ではないのかもしれない。そして騙されて売り仕掛けが失敗して捕まっているのでではないだろうか。
メディアが売りあおりをしている
相場というのは大体熱狂のもとに天井を打つものだ。しかし今回はメディアが2020年までに天井を打つ可能性が高いなどと売り煽りをしているのだ。
そしてメディアを所有するのも超富裕層である。つまり超のつく富裕層は今株を売らせたいのではないかとも考えられるわけだ。

その理由はさっき述べたようにカラ売りが捕まっているから別の投資主体に暴落を起こさせたいのかもしれない!
売りを煽っているともとれるブルームバークの記事のGoolge翻訳
世界の3,400人以上の回答者の調査によると、金持ちの投資家の大多数は来年末までに市場が大幅に下落することを期待しており、平均資産の25%が現在現金になっています。
米中貿易紛争は彼らの地政学的な最大の関心事であり、アメリカ大統領選挙はポートフォリオに対するもう一つの重要な脅威と見られています。
「急速に変化する地政学的環境は、世界中の投資家にとって最大の関心事です」と、UBS GWMのクライアント戦略責任者であるポーラポリートは声明で述べています。
「彼らは、グローバルな相互接続性と変化の残響が、従来のビジネスの基礎よりもポートフォリオに影響を与えていることを認識しています。これは過去からの著しい変化です。」
この引用の中のマーカー部分に注目していただきたい。「平均資産の25%が現在現金になっています。」と書かれているがではなぜNYダウは高値を更新し続けているのか。別の誰かが買っているからにほかならない。そしてそれは個人ではないはずなのだ。
本来なら暴落してもおかしくないニュースが出ている
Twitterではドイツ銀行破綻のうわさが出回っている。なんと数百兆もの債務を抱えたまま倒産するのだそうだ。にもかかわらず市場は全く平静である。もちろんこのネタがガセだった可能性もある。しかしそれならそれでなぜガセネタを流したのだろうか。

それは株を売らせたい思惑があるのではないかと私は考えている
そして株を売らせたい状況で天井などということはありえないとも考えている。
つまりどういうことかとうと、今回は本来最大の儲けを手にするはずの超富裕層がショートで捕まっていて暴落を仕掛けられない。そしてまた書い方の超富裕層は売り仕掛けをすれば自分が損するので売るに売れないという状態なのではないだろうか。
ちなみに日銀はババ引き役というのは言うまでもない。しかしそれだけでは足りないのだろう。
まとめ
今回の相場は売り仕掛けできる主体がいない可能性がある。
その状態でドイツ銀行が破綻となればまさに相場を上げていた超富裕層が暴落の損失を追うことになり売り仕掛けが出来ない状態である。
そしてまたずっと上がってきた相場において売り方はショートで大量に捕まっており売り仕掛けに回ることができない。
また買い方の超富裕層も売り方を利することになるのと、自分で相場を崩すことができないので売りに回ることができないという状態なのではないだろうか。
つまり暴落を仕掛ける機能がマヒしている可能性がある。したがって暴落は起きないのである。もし株価が天井を打つときは私の予想が当たっていれば膨大なショートカバーが起きるのではないだろうか。
つまり超富裕層の一方が莫大な損失を出して市場から撤退したくらいに天井を打つことになる。それまでにまだまだ相場が上がらないといけないのかもしれない。
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